5躯
各木造,金泥塗り・彩色・切金,玉眼
康円(1207-?)作
像高(文殊)48.9(于てん王)70.5(善財童子)46.2(大聖老人)70.0(仏陀波利三蔵)66.6
鎌倉時代
文永10年(1273)
重文
C1854
総合文化展での展示予定は未定です
獅子に乗った文殊菩薩に4人の侍者が従う,いわゆる渡海文殊の作例です。獅子の頸部矧ぎ目の銘文と体内に納入されていた文書から,文永10年康円の作と知られ,のちに興福寺勧学院本尊となったことがわかります。入念の作で,細部まで彫技が冴えわたり,彩色もみごとです。