1巻
紙本墨書,巻子装
董其昌筆
縦31.1 横631.3
明時代
万暦31年(1603)
TB1397
高島菊次郎氏寄贈
総合文化展での展示予定は未定です
万暦31(1603)年,范爾孚,王伯明,趙満生の三人が,董其昌のもとを訪れた際に,虎丘産の茶を煎じて,高麗墨を磨り,興の赴くままに揮毫した書巻である。羅漢賛二首,初祖賛一首,送僧遊五台と送僧之牛山鶏足の五言詩二首,禅悦三則,李杜の詩の比較,蘇軾と趙孟フの書に関する論各一則からなり,中ほどより行書から草書に移り,終盤部では懐素の狂草風の書風となっている。蘇州の雲隠山房における,49歳の作。