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独孤長老から譲り受けた定武本蘭亭に,趙孟頫(1254-1322)が13種の跋文を書き,重ねて蘭亭叙を臨書したものである。至大3年(1310),北行中の画舫における揮毫で,その豊富な跋文の内容は,趙孟頫の書に対する考えを伝える書論としてもきわめて貴重である。乾隆年間,譚祖綬が蔵し,その没後火災に遭い,現状のように焼残した。