このページの本文へ移動

山水図(唐絵手鑑「筆耕園」の内)(さんすいず からえてかがみひっこうえんのうち) 

 『山水図(唐絵手鑑「筆耕園」の内)(さんすいず からえてかがみひっこうえんのうち)』の画像 
1枚
絹本墨画
伝夏珪筆
縦25.9 横34.3
南宋時代
13世紀
重文
TA487
拡大して表示 別の画像を表示
総合文化展での展示予定は未定です
 
夏珪は馬遠とともに南宋中期を代表する画院画家。馬遠の「筆」に対して「墨」,とくに滋潤な墨色の美しさを最大の特色とした。本図は,数多い伝夏珪山水図の中で,その滋潤で茫々とした水墨表現が一段とすぐれており,その墨法は最も夏珪に近いものであるといわれる。前景の樹林の部分に「夏珪」といわれる落款がある。黒田家旧蔵品。