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八橋蒔絵螺鈿硯箱(やつはしまきえらでんすずりばこ) 

 『八橋蒔絵螺鈿硯箱(やつはしまきえらでんすずりばこ)』の画像 
1合
木製漆塗
尾形光琳作(おがたこうりん)
縦27.3 横19.7 高14.2
江戸時代
18世紀
国宝
H86
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総合文化展での展示予定は未定です
 
「からころもきつつなれにしつましあればはるばるきぬるたびをしぞおもふ」の歌で有名な『伊勢物語』第九段三河国八橋の情景を描いた硯箱。ここには物語絵にありがちな説明的な要素はなく、主題の本質を鋭く追求する文様構成と装飾材料の大胆な用法が見るものの目を引く。光琳蒔絵の特質をはっきり示した彼の代表作である。